昨晩の海外市場は、G7サミットでの通商協議に対する不透明感からリスク回避的な展開が優勢となった。G7当局筋は、「合意に到達できず、声明公表できない可能性が高い」としている。 ドル円は、一時109.20まで下落後109.60まで反発、ユーロドルも1.1727の安値から1.1778、ポンドドルは、アイルランド問題に対する懸念から1.3355まで売りに押されたが、その後メイ首相の報道官が、「アイルランド国境問題では妥協しない」と表明したことで1.3419まで反発した。 一方クロス円では、NYダウが85ドルまで値を戻したことで、安値からは巻き戻し気味で引けた。ユーロ円が128.11の安値から128.95、ポンド円が146.11から146.90、オージー円が82.60から83.28、NZD円は76.59から77.10、カナダ円が83.86から84.70まで反発した。