昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、主だった経済指標の発表の無い中、週末にトランプ米大統領が中国の通信機器大手への制裁緩和を示唆したことなどが好感され、NYダウが、一時160ドル近い上昇となり、円が軟調な推移、対欧州通貨では、ドル売りが優勢も、ドルの下値は支えられた。  ドル円は109.67まで反発、ユーロドルは、ビルロワドガロー仏中銀総裁が「ECBによる資産購入措置の終了は近づいている」との発言を受けて1.1996まで上昇後1.1921まで売りが優勢となり、ポンドドルは、1.3544から1.3608まで反発後1.3552まで再度売りに押された。  一方クロス円では、一時買い戻しが優勢も、NYダウが上げ幅を削ったことで、上値が重くなった。ユーロ円が131.38の高値から130.85、ポンド円が149.08まで反発後148.54まで、利食いに押され、オージー円が82.80、カナダ円が85.87まで反発も、NZD円は、NZ中銀のハト派姿勢が嫌気され、対豪ドルでの売りが圧迫し75.77まで下値を拡大した。