昨晩の海外市場は、注目の米4月消費者物価指数が、予想を下回ったことがドルの上値を押さえた。 ドル円は、東京夕方の高値110.02から109.32まで下落、ユーロドルは1.1852から1.1947まで反発、ポンドドルは、強めの英3月鉱工業生産や製造業生産を受けて、1.3618まで上昇後、英MPCでは政策金利が据え置かれ、同時に発表された英四半期インフレ報告において、インフレ見通しや経済成長見通しが下方修正されたこと。また、カーニーBOE総裁が、「利上げについては言及せず、今後の経済指標を見極めたい」と慎重な姿勢を示したことで売りが強まり、1.3460まで安値を広げた。 一方クロス円では、ユーロ円は130.11から130.77で上下、ポンド円は149.32の高値から147.49まで売りに押され、オージー円は82.48まで買い優勢となり、NZD円は75.93から76.31で上下、カナダ円は、原油相場に利食いが優勢となったことで86.06から85.52まで売りに押された。