
先週、日銀決定会合での追加緩和見送りとEU離脱派優勢の世論調査が相まって安全資産の円買い、「1ドル103円台」を記録しました。トレンド相場というより乱高下相場となり、損切りが150pips未満のフットワークの軽いストラテジーは連続の損切りとなっているケースも目立ちます。
今週23日24日に、今年最大級のイベント「EU離脱を問う英国国民投票」があります。
世論調査では離脱派、残留派が拮抗しているとの数字がでていますが、マーケットでは残留の可能性が高いと見ているとの報道が多いように思います。
投票が締め切られるのが24日の午前6時(日本時間)、そしてそれから開票が行われ、午前7時~正午頃には大半の結果が分かります。もちろんこの結果が分かるまでの数時間でも値動きが大きくなると予想されますが、今週前半でも最新の世論調査の結果などにも大きく影響を受けそうです。
これらを踏まえ、
・ポンド系ストラテジーの停止
・レンジ相場を得意とするストラテジーの停止
をして今週に望みたいと思います。
利益更新をした「Omni-W EURUSD」。英国国民投票を前に一時停止。
先週のレンジ相場で「売り」→「買い」→「売り」→「買い」とうまくレンジの端で仕掛け、過去最高利益を更新しています。
英国国民投票前までは、同様にレンジ相場が続く可能性がありますが、離脱・残留が拮抗した状態で最終結果発表となれば、大きな値動きとなります。
その為、一旦運用を停止します。
レンジ相場向きストラテジーであるかどうかの簡単な判断基準としては
「勝率が70%以上」
です。
中にはレンジ相場向きでないストラテジーもありますが、その場合は「コツコツ勝ってドカンと負ける」タイプのストラテジーなので、どちらにしても一時停止手しておいたほうがよいでしょう。
高勝率ステータス点灯「SuperDiamond AUDNZD」は運用継続!
高勝率ステータスが点灯している「SuperDiamond AUDNZD」も運用停止するか迷うところですが、テラスユニットでは、継続とします。
その理由としては、
・稼動開始以来の勝率は60%と高すぎないこと
・最大損失150pips程度と早めの損切りだが、個別トレードを見てみるとトレンドを追う仕掛けも多いこと(下記チャート参照)
・AUDNZDと隣国同士通貨ペアなので、英国国民投票の影響は比較的小さいと想定されること
です。
今週はリスクをできるだけ抑えた「守りのユニット」で行きたいと思います。
以下は、最新のユニット表です。