金曜日の海外市場(2025/06/30)

金曜日の海外市場は、米5月個人所得や個人消費支出が予想より弱い結果となり、一時ドル売りを強めるも、6月ミシガン大学消費者信頼感指数が、速報から強まったこと、月末に向けたロンドン・フィキシングのドル買いフローもあって、今週のドル売りに巻き戻しが優勢となった。NY株価3指数は、ベッセント財務長官が、通商協議について、期限の延長を示唆したことなどから、堅調に上昇を続けたが、リスクオンの動きは大きく強まっていない。米10年物国債利回りは、4.293%から4.240%で小動きに留まった。
 ドル円は、144.95まで上昇、ユーロドルは、1.1754から1.1688、ポンドドルは1.3753から1.3683まで売りに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円は169.81まで一時上昇、ポンド円は198.75から198.02で推移、オージー円は94.63から94.24、NZD円は87.82から87.41で小動きも、カナダ円は、トランプ大統領が「米国産乳製品への法外な関税や米ハイテク企業に対するデジタルサービス税の導入を理由に、カナダとの通商協議を全て打ち切る」と発言したとで、106.17から105.24まで売りに押された。