昨晩の海外市場は、注目の米6月消費者物価指数は、ほぼ予想に沿った結果となり、米10年物国債が4.447%まで低下も、その後物価の上昇は根強いとの見方から4.491%まで反発、ドル売りは限られ堅調な展開が続いた。NY株価3指数は、ナスダックが史上高値を更新も、まちまちの展開に留まった。尚ベッセント財務長官は「米大統領の言う通り、パウエルFRB議長の解任は検討されていない」、「FRB議長の後任候補を選定する正式なプロセスがすでに始まっている」、「パウエル氏が議長の任期終了後もFRBに残れば混乱を招く」、トランプ大統領は、「『消費者物価は低い』として、FRBに改めて利下げを要求」、「インドネシアと関税協議で合意した」、「EUとの通商協議は進展しているが、すでに書簡はある」との発言が聞こえている。
ドル円は、149.02まで上昇、ユーロドルは1.1593まで下落、ポンドドルも1.3468から1.3379まで売りに押された。
一方クロス円では、ユーロ円が173.08、ポンド円は199.53、オージー円は97.44、NZD円は88.91まで一時上昇も、その後利食いに押されたが、カナダ円は108.62まで上昇後も高値圏を維持した。