昨晩の海外(2025/07/11)

昨晩の海外市場は、週間新規失業保険申請件数や失業保険継続受給者数が予想より強く、米10年物国債利回りが、4.322%から4.375%まで一時上昇、ドルを支えるとその後は30年債の入札を受けて低下傾向を示したことで、ドル買いも限られた。尚ウォラーFRB理事は「7月の利下げは検討可能」、「金利をめぐる私見は政治的なものではない」、デイリー・サンフランシスコ連銀総裁は「インフレは緩和しつつある」、「2025年に2回の利下げが実施される可能性が高い」と述べている。
 ドル円は、146.79まで上昇後146.16まで下落、ユーロドルは、1.1735から1.1663まで下落、ポンドドルも1.3616から1.3533まで売りに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円は170.94、ポンド円は198.36まで利食いに押され、オージー円が96.40、NZD円は88.27まで反発したが、カナダ円は106.83から107.18での揉み合いに留まった。