昨晩の海外市場は、主だった米経済指標の発表のない中、FOMC議事録で「関税引き上げが物価上昇圧力となる可能性が高い」、「大半の参加者は政策金利の目標レンジを今年いくらか引き下げることが適切である可能性が高いと評価」、「数名の参加者はデータが予想通り推移すれば、次回会合で早急に政策金利の目標レンジ引き下げを検討する可能性があると指摘」と示されたこと、10年物国債の好調な入札もあって、米10年物国債利回りが4.421%から4.336%まで低下しドルの上値を抑えた。
ドル円は、146.25まで利食いに押され、ユーロドルは1.1690から1.1725で上下、ポンドドルも1.3574から1.3620で揉み合った。
一方クロス円は、堅調な株価にも利食いが優勢となった。ユーロ円は171.27、ポンド円は198.75まで下落、オージー円は95.60から95.84で揉み合ったが、NZD円は87.71、カナダ円は106.83まで値を下げた。