昨晩の海外市場は、米5月新築住宅販売件数が、予想を下回ったことなどからドル売りが優勢となった。ただ、米10年物国債利回りは、4.277%から4.336%まで上昇後4.281%まで低下、NY株価3指数はまちまちの展開に留まり、総じて影響は限られた。尚、パウエルFRB議長の議会証言は新味がなく、コリンズ・ボストン連銀総裁が「今年後半に利下げするのが適切だと予想しているが、関税に大きく依存している」、「関税の影響でPCEコアインフレ率は年内に3%超上昇する」と述べ、トランプ大統領は、「イスラエルとイランの停戦は順調に進んでいる」、「来週イランと協議する」と述べたが、特段反応は見えなかった。
ドル円は、149.95まで上昇後145.11まで下落、ユーロドルは1.1590から1.1665まで上昇、ポンドドルも1.3591から1.3672まで値を上げた。
一方クロス円では、ユーロ円は169.37まで反発、ポンド円も198.58まで反発後高値圏で推移、オージー円は94.76から94.47、NZD円は87.80から87.57、カナダ円も106.24まで反発後105.73まで利食いに押された。