金曜日の海外市場は、米4月雇用統計において、失業率が4.2%と市場予想通りだったものの、非農業部門雇用者数が前月比+17.7万人と予想の+13.0万人を上回ったことで、一時ドル買いが出たが、3月分が下方修正され、平均時給が予想を下回ったことで、その後はドル売りが一時優勢となった。ただ、米10年物国債利回りが、4.198%から4.332%まで上昇し、最終的はドルが堅調な形で終了した。また、WSJが「中国は米国との通商協議開始に向けてフェンタニルに関する提案を検討している」と報道したことで、NY株価3指数が本日も堅調な展開となり、リスク回避の動きに巻き戻しが優勢となった。
ドル円は、日本や英国の連休を控えたポジション調整もあって143.73まで一時下落も、その後145.08まで買い戻され、ユーロドルは1.1381まで反発後1.1292まで下落、ポンドドルは、1.3254まで下落後1.3331まで反発したが、その後1.3267までじり安となった。
一方クロス円では、ユーロ円が163.46、ポンド円も191.49まで一時下落、オージー円は92.82まで下落後93.57、NZD円も85.78まで下落後86.29まで反発、カナダ円も104.27まで下落後105.07まで買い戻された。