昨晩の海外(2025/04/30)

昨晩の海外市場は、米2月住宅価格指数やS&P/ケース・シラー住宅価格指数、3月雇用動態調査と4月消費者信頼感指数が、軒並み予想を下回り、米10年債利回りが、約3週間ぶりに4.166%まで低下したことで、円に買い戻しが優勢となった。また、WSJが、「トランプ大統領、自動車関税の負担軽減を本日発表へ」と報じたことから、NY株価3指数の堅調も、リスクオンの動きは広がっていない。その他、ベッセント財務長官は「トランプ関税は、中国にとって耐えられない重荷」、「トランプ関税は、中国の雇用を喪失させる」、トランプ大統領は「国民の税負担を減らすつもりだ」、ラトニック商務長官は「承認待ちの貿易ディールがある」と述べている。
 ドル円は、142.76から141.97まで売りに押され、ユーロドルは、4月ユーロ圏経済信頼感は93.6と前月から予想以上に低下した。1.1370から1.1419で上下、ポンドドルも1.3380から1.3421で揉み合った。
 一方クロス円では、ユーロ円は162.55から161.89まで下落、ポンド円は191.36から190.40、オージー円は91.68から90.60、NZD円は85.12から84.22、カナダ円は103.15から102.51まで売りに押された。