昨晩の海外市場は、米4月ダラス連銀製造業景況指数が、2020年5月以来の水準へ急低下したことで、米10年物国債利回りが4.295%から4.206%まで低下、ドル売りが優勢となった。尚、ベッセント米財務長官は「我々は強いドル政策を堅持している」、「日本や同盟国と有意な交渉が続いている」、「中国との通商交渉の進捗度はコメントできないが、中国は貿易摩擦を緩和したがっている」、「欧州中央銀行はユーロ高を抑制するために利下げをするだろう」などと述べたが、総じて反応は見えなかった。
ドル円は、143.89まで反発後141.99までじり安、ユーロドルは、スペイン全土の大規模な停電で、ポルトガルやフランスの一部も停電に見舞われたが、悪影響は見えず、1.1330から1.1425までじり高、ポンドドルも1.3443まで上昇した。
一方クロス円は、軟調気味なNY株価3指数もあって、ユーロ円は162.21、ポンド円は190.76、オージー円は91.21、NZD円は84.76、カナダ円は102.61まで利食いに押された。