昨晩の海外市場は、主要な欧州市場がイースター・マンデーで休場となり、様子無ムードの強い中、トランプ大統領がパウエルFRB議長に対する批判を強めたことで、NY株式市場が大きく調整を強め、リスク回避的なドル売りや円買いが優勢となった。米3月景気先行指標総合指数が弱い結果となるも、米10年物国債利回りは、4.411%から4.333%まで下落後4.418%まで上昇し高止まりし、トリプル安ムードが高まった。尚、トランプ大統領は、自身のSNSに「インフレは事実上ない」、「今すぐ金利を引き下げない限り、経済は減速する可能性がある」、「パウエルFRB議長は負け犬」などと発言した。その他グールズビー・シカゴ連銀総裁の「短期的なインフレ期待は上昇しているが、長期的なインフレ期待は上昇していない。向こう12-18カ月に金利が低下すると考えている」との発言が伝わっている。
ドル円は、140.48まで下落後、反発を141.08で限定してこのレンジで揉み合い、ユーロドルは、1.1573まで上昇後1.1482まで利食いに押され、ポンドドルは1.3422から1.3363まで値を下げた。
一方クロス円では、ユーロ円は162.667から161.78、ポンド円は188.85から188.04、オージー円は90.66から90.05、NZD円は84.78から84.31、カナダ円は102.18から101.55まで売りに押された。