昨晩の海外(2024/10/09)

 昨晩の海外市場は、主だった経済指標に薄い中、原油価格の上げ止まりにも、米10年物国債利回りが4.057%まで上昇、ドルの堅調が続いた。尚カザークス・ラトビア中銀総裁は、「データは、10月の欧州中央銀行理事会での利下げを示唆している」、エルダーソンECB専務理事は「ユーロ圏の弱い景気が物価に及ぼす影響を見極める」、バスレ・スロベニア中銀総裁は「10月の欧州中央銀行理事会での利下げは選択肢の一つ、10月に利下げしても、12月はオープン」、ナーゲル独連銀総裁は「10月の利下げにオープン」、センテノ・ポルトガル中銀総裁は「ユーロ圏のインフレ率は、目標に向かって収斂しつつある」と述べ、クーグラーFRB理事が「インフレ抑制で進展が続けば追加利下げを支持」、ボスティック・アトランタ連銀総裁は「経済が強すぎるリスクがあり、政策の再調整を妨げる可能性がある」、コリンズ・ボストン連銀総裁は、「経済が必要以上に減速するリスクが高まっている」などと述べている。
 ドル円は、アジアの安値147.35から148.38まで反発、ユーロドルは、独8月鉱工業生産が強かったが、1.0997から1.0961まで下落、ポンドドルは、1.3114から1.3076まで値を下げた。
 一方クロス円では、株価指数の反発を受けて買い戻しが優勢。ユーロ円は162.82、ポンド円は194.34、オージー円は100.11、NZD円は91.01、カナダ円は108.68まで値を上げた。