昨晩の海外市場は、注目の米8月消費者物価指数で、総合指数には減速が見えたもの、コア指数やスーパー・コア指数が強い内容となったことを受けて、FOMCでの大幅利下げ期待が後退。米長期金利の上昇とともにドル買いが優勢となった。ただ、NY株価3指数が大きく調整したことで、一時リスクオフの円買いも強まる展開も、引けに掛けて株価が大きく戻したことで、円相場は行って来いの展開で終了した。米10年物国債利回りも、3.685%まで反発後3.614%まで低下も、このレンジでの上下の動きに留まった。
ドル円は、142.54まで上昇後、ナイトでの日経平均株価が、大きく調整したことで141.25まで値を下げたが、その後142.46まで再反発、ユーロドルは、1.1055から1.1002まで下落、ポンドドルも1.3002まで下落も、その後1.3051まで反発した。
一方クロス円では、ユーロ円は156.98から155.46まで下落後156.95まで再反発、ポンド円も186.16から183.72で上下、オージー円は93.60まで下落後95.11まで上値を拡大、NZD円も86.32から87.38、カナダ円は103.71から105.01まで買い戻された。