金曜日の海外市場は、大手IT企業のクラウド・サービスの障害発生を受けて、欧米株価が一時大きく調整。世界的にリスクオフのムードが強まったが、マイクロソフトが「原因の根本的な問題は解決した」と発表したこともあり、為替市場での反応は限定された。また米10年物国債利回りは、4.186%から4.249%での推移に留まった。
ドル円は、アジアの高値157.86から156.96まで下落後、反発が157.70で限定され、ユーロドルは1.0876から1.0894で揉み合い、ポンドドルは、英6月小売売上高が予想を下回ったこともあって、1.2910まで売りに押された。
一方クロス円では、ユーロ円が170.92から171.72揉み合い、ポンド円は204.24から202.96、オージー円は105.78から105.18で推移、NZD円は95.19から94.60まで売りに押され、カナダ円は、加5月小売売上高が予想より弱い結果となったことを受けて、115.18から114.52まで一時下落した。