昨晩の海外市場は、米6月サービス業と総合PMI・改定値は上昇修正も、6月ADP全米雇用報告、週間新規失業保険申請件数、6月ISM非製造業景況指数や製造業新規受注が予想より弱く、ドル売りが優勢となった。ただ、米独立記念日を控えて、その後は様子見ムードが強まった。米10年物国債利回りは4.445%から4.339%まで低下した。尚、FOMC議事録では、「多くの当局者は経済成長の漸進的冷え込みを認識」、「当局者はインフレ目標へのさらなる緩やかな進展を認識」、
「目標を達成するには労働市場のさらなる緩やかな緩和が必要になる可能性」と示されたが、影響は見えなかった。
ドル円は、161.95の高値から160.78まで一時下落、ユーロドルは、独ユーロ圏6月サービス業PMI・改定値が、予想より強く1.0817まで反発、ポンドドルも英6月サービス業PMI・改定値が、速報から改善したこともあって、1.2778まで値を上げた。
一方クロス円では、ユーロ円は174.52、ポンド円は206.06、オージー円は108.48、NZD円は98.73、カナダ円は118.54まで一時高値を更新した。