金曜日の海外市場は、米4月の個人所得のPCEデフレーターが市場予想通りも、コア・デフレーターが前月比で予想を下回ったこと、5月シカゴ購買部協会景気指数が予想を下回り、米10年物国債利回りが、4.572%から4.485%まで低下、ロンドン・フィキシングでの需要もあって、ドル売りが優勢となった。
ドル円は、財務省の外国為替平衡操作の発表で、4-5月の為替介入が総額9兆7885億円と過去最高となったが、ほぼ予想範囲内で、介入額が外貨準備の5%近くに迫っていることで、今後この規模の介入を繰り返すのは難しいという見方もあり、る反応は限定的となり、157.38から156.56まで下落後、157.36まで再反発、ユーロドルは、ユーロ圏5月消費者物価指数が強い結果となったこともあって、1.0811から1.0882まで反発、ポンドドルは、1.2701から1.2767で上下、一部に7月の英選挙で労働党が勝利した場合、EUとの関係が再構築され、ポンド相場にプラスに働く期待感が相場を支えている。
一方クロス円は、総じて堅調な流れ。ユーロ円が170.75、ポンド円は200.52、オージー円は104.69、NZD円は96.70まで上昇、カナダ円は、カナダ4月GDPや第1四半期GDPが弱かったが、115.51まで値を上げた。