昨晩の海外市場は、米2月消費者物価指数の総合・コア指数ともに市場予想をわずかに上回る結果となり、米10年物国債利回りが4.170%まで上昇、ドルに買い戻しが優勢となった。尚、米2月NFIB中小企業楽観度指数は、9カ月ぶりの悪化を示したが影響は見えず、NY株価3指数は前日の下落から反発に転じたが、リスク志向の動きは強まっていない。
ドル円は、148.12まで上昇、ユーロドルが、ホルツマン・オーストリア中銀総裁が「ECBの利下げは、4月より6月の可能性が高い」、ビルロワドガロー仏中銀総裁は、「ECBは、春に利下げすることで大筋合意」と述べたこともあって、1.0902まで下落、ポンドドルは、1.2746まで一時売りに押された。
一方クロス円では、ユーロ円は160.88から161.57、ポンド円は188.24から189.03、オージー円は97.38から97.71、NZD円は91.06から90.73、カナダ円は109.67から109.18で上下の動きに留まった。