昨晩の海外市場は、注目の米12月消費者物価指数・速報値が、コア指数と共に前月比・前年比で予想を上回り、週間新規失業保険申請件数も、予想より強い結果となったことで、一時ドル買いを強めるも、4.066%まで上昇していた米10年物国債利回りが、3.973%まで低下したことで、ドルは巻き戻し気味の展開となった。尚グールズビー・シカゴ連銀総裁が、「利下げ前にさらなるデータを確認する必要がある」、ラガルドECB総裁が、「インフレ経路がデータで確認されれば利下げを開始できる」と述べたが、反応は限られた。
ドル円は、146.41まで反発後、145.38までじり安、ユーロドルは、1.0996から1.0930まで下落も、下値は限定され、ポンドドルも、1.2778から1.2690まで下落後、反発的な展開となった。
一方クロス円では、ユーロ円は、159.42から160.18、ポンド円は、185.07から186.17で上下に荒れた展開、オージー円は97.09、NZD円は90.56まで下落、カナダ円は109.25まで反発後108.50まで売りに押された。