昨晩の海外市場は、米9月卸売物価指数が予想より強い結果となったが、米10年物国債利回りが4.544%から4.624%まで上昇も上げ渋ったこと、NY株価3指数が堅調に推移したことで、ドル買いも限られた。また、FOMC議事録では、「当局者の大半もう1回の利上げが適切と考えた」、ただ、「慎重に進めることが可能性と全員が判断」と示されたが、反応は見えなかった。尚ボウマンFRB理事が「インフレを抑制するためには、金利をより高くする必要があるかもしれない」、ボスティック・アトランタ連銀総裁は「景気が減速し始めている兆候はたくさんある」、「金利についてこれ以上何かする必要はないと思う」と発言したが、相場に影響は見えなかった。
ドル円は、148.58から149.32まで反発、ユーロドルは、クノット・オランダ中銀総裁が「インフレ率は低下しているものの、依然として高過ぎる」と発言、独9月消費者物価指数・改定値は、予想通りに留まり、1.0583まで下落後1.0635まで反発も、このレンジで上下、ポンドドルも1.2261から1.2338で揉み合った。
一方クロス円では、ユーロ円は157.60から158.47まで反発、ポンド円も182.49から183.75まで上昇、オージー円は95.35から95.74で上下、NZD円も89.49から89.94で揉み合い、カナダ円は109.28から109.77まで反発した。