金曜日の海外市場は、注目の米7月雇用統計において、平均時給や失業率が予想より強かった一方、非農業部門雇用者数が予想を下回ったことで、ドル売りが優勢となった。米10年物国債利回りは、4.2034%から4.038%まで低下し、ドルの上値を抑えるも、一時反転していたNY株価3指数が、結局軟調な展開となったことで、ドル売りも限られた。尚グールズビー・シカゴ連銀総裁は、「雇用市場は若干落ち着いたものの、依然として非常に堅調」、「いつまで金利を維持するかについて検討を始めるべき」、ボスティック・アトランタ連銀総裁は「米雇用の伸びは秩序だった形で減速している。インフレ抑制に向けた一段の利上げは必要ない」と述べたが影響は限られた。
ドル円は、141.55まで下落、ユーロドルは1.1042、ポンドドルは、1.2793
一方クロス円では、ユーロ円は156.63まで一時反発、ポンド円は180.74まで値を下げ、オージー円は93.74から93.20、NZD円は、86.96から86.45で推移、カナダ円は、弱い加7月雇用統計やIvey購買部協会指数を受けて、106.02まで売りに押された。