昨晩の海外(2023/06/14)

昨晩の海外市場は、注目の米5月消費者物価指数が、前月比や前年比で、わずかだが予想を下回った結果となり、一時ドル売りが強まるも、コア指数は予想通りの結果となったこと、米10年物国債利回りが低下を3.687%に限定後3.845%まで反発したことで、ドル売りも限られた。尚米5月中小企業楽観指数は前回を上回り、イエレン財務長官が「準備通貨としてのドルの地位は徐々に低下だろう」との発言が伝わったが、影響は限られた。
 ドル円は、139.01まで下落後140.31まで反発、ユーロドルは、独6月ZEW景況感指数が予想を上回るも、ユーロ圏の指数が予想を下回ったことで影響は見えず、1.0773から1.0824で上下、ポンドドルは、良好な英5月雇用統計もあって1.2625まで反発した。
 一方クロス円は、米株価3指数や日経平均先物の上昇を受けて、リスクオンの展開。ユーロ円は151.38、ポンド円は176.82、オージー円は95.06、NZD円は86.19、カナダ円は105.46まで値を上げた。