昨晩の海外(2023/05/23)

昨晩の海外市場は、ブラード・セントルイス連銀総裁が「年内に政策金利をさらに0.50%引き上げる必要があるかも知れない」、「今年あと2回の利上げを予想」と述べたことで、米10年物国債利回りが、3.728%まで上昇、日経平均株価先物が、海外市場で31300台まで上昇したこともあって、円の軟調が続いた。一時「ペンタゴン近くで大規模爆発が起こった」との一部報道で、リスク回避の動きも見えたが、ソーシャルメディア上で出回った虚偽のニュースだったことで、影響は限られた。一方でカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁は「6月に利上げするか休止するかは際どい判断」と述べ、米債務問題では、米共和党のマッカーシー下院議長が「債務上限交渉の合意は今夜や明日にも成立可能」との見解を示、NY株価3指数はまちまちの展開となり、特別反応は見えていない。
 ドル円は、138.69、ユーロドルは1.0796から1.0831で小動き、ポンドドルも1.2414から1.2471で揉み合いに留まった。
 一方クロス円では、ユーロ円が149.92は、ポンド円は172.59、オージー円は92.24、NZD円は87.15、カナダ円は102.67まで一時上昇した。