昨晩の海外(2023/05/17)

昨晩の海外市場は、米4月小売売上高が、前月比+0.4%と予想の+0.8%を下回ったが、3月分が上方修正されたこと、4月鉱工業生産や5月NAHB住宅市場指数が予想を上回ったことで米長期金利が上昇、ドル買いが優勢となった。米10年物国債利回りは、3.562%まで上昇、また、日経平均先物が、海外市場で一時3万円をつけたこともあって、円の軟調な展開が続いたが、米債務上限問題が合意できず、NY株価3指数が反落したことが、円の下値を支えた。尚、メスター・クリーブランド連銀総裁が「金利は十分に制限された水準にない」、バーキン・リッチモンド連銀総裁が「必要なら追加利上げの可能性」、ウィリアムズNY連銀総裁が「経済は容認できないほどの高インフレに直面」などと語ったこともドルを支えた。
 ドル円は136.68まで上昇、ユーロドルは1.0905まで反発後1.0855まで売りに押され、ポンドドルは、1.2466から1.2547で上下した。
 一方クロス円では、ユーロ円は148.50、ポンド円は170.84、オージー円は91.23、NZD円は85.23、カナダ円は101.70まで一時上昇した。