昨晩の海外市場は、米1-3月期単位労働コスト・速報値が、予想を上回り、ドル買いが出るも、「米地銀パックウエスト・バンコープは身売り含めた戦略的選択肢を検討」、「米地銀ウエスタン・アライアンス・バンコープは身売り含む複数の選択肢検討中」との一部報道を受けて、米株価3指数が本日も下落を強め、リスク回避の動きが続いた。ただ、「ウエスタン・アライアンスが身売り検討」との報道を否定したことで、米株価は下げ渋った。米10年物国債利回りは、3.411%から3.298%まで低下後3.386まで反発した。
ドル円は134.88から133.50まで下落も米長期金利の反転で下げ止まりを見せ、ユーロドルは、ECBが0.25%の利上げを発表、3会合ぶりに利上げ幅を縮小を嫌気して1.1083から1.0986まで売りに押されたが、「何人かのECB理事会メンバーは、今後2-3回の利上げを見込んでいる」との観測報道が相場を下支えた。また、ポンドドルは、1.2549から1.2599で上下した。
一方クロス円では、ユーロ円は147.13、ポンド円は168.06、オージー円は89.17まで一時下落、NZD円は84.47から83.89で揉み合い、カナダ円は98.39まで下落後99.24まで反発した。