昨晩の海外(2023/04/25)

昨晩の海外市場は、主だった米経済指標の発表のない中、堅調な株価や米長期金利の低下もあって、ドル売りが優勢となった。米10年物国債利回りは3.493%まで低下した。
 ドル円は、植田総裁が「今年年後半に、物価は2%を下回る」、「当面低金利政策を維持する」とハト派発言を続けたことで134.73まで上昇後、134.23まで売りに押され、ユーロドルは、予想比上振れた独4月ifo企業景況感指数やECB関係者のタカ派発言が続き、1.1050までじり高、ポンドドルも1.2486まで買い戻された。ウンシュ・ベルギー中銀総裁「賃金の伸びが鈍化しなければ利上げを継続」、シュナーベルECB専務理事は「来週の理事会で0.50%の利上げの可能性を排除せず」、ビルロワドガロー仏中銀総裁は「ECBは必要な限りピーク金利を維持する」などと発言した。
 一方クロス円では、ユーロ円は、8年4月ぶりの148.47まで上昇、ポンド円が167.73、オージー円は90.06、NZD円は82.80、カナダ円は99.53まで反発した。