昨晩の海外(2023/04/22)

金曜日の海外市場は、米4月製造業・サービス業・総合PMIの速報値が、予想を上回ったことで一時ドル買いが強まるも、総じて揉み合いの展開から逸脱していない。米10年物国債利回りは、3.501%から3.579%まで反発、NY株価3指数は、揉み合いが続き影響は限られた。発言としては、ビスコ・イタリア中銀総裁の「金利の設定には注意深くあるべき」、ブイチッチ・クロアチア中銀総裁「さらに金融政策を引き締める可能性」、マクルーフ・アイルランド中央銀行総裁「利上げ休止の議論は時期尚早」、レーン・フィンランド銀行総裁「景気抑制的な金融政策からの脱却を早めるべきではない」、クックFRB理事の「データが継続的な強さを示している場合、やるべきことがさらにある可能性」が伝わっている。
 ドル円は、133.55まで下落後134.49まで反発、ユーロドルは、ユーロ圏各国の4月製造業PMI・速報値が予想を下回ったが、サービス業PMIが予想を上回り、1.0938から1.0994で上下、ポンドドルも英4月製造業PMI・速報値が予想を下回ったが、サービス業PMIが予想を上回り、1.2367まで下落後1.2449まで再反発した。
 一方クロス円では、ユーロ円は146.41まで下落後147.57まで反発、ポンド円も165.52から166.85、オージー円は89.41から90.02、NZD円は81.95から82.63、カナダ円は98.69から99.36まで一時反発した。