昨晩の海外(2023/04/19)

昨晩は、手掛かり難の中ドル売りが優勢となったが、米3月住宅着工件数が予想より強く、ブラード・セントルイス連銀総裁が「インフレは根強く利上げ継続が適切」、「制限的な政策金利は5.5%から5.75%の範囲と見込む」などと述べ、ドルを下支えした。ただ、ボスティック・アトランタ連銀総裁は、「あと1回の利上げで、その後は金利の据え置きを予想」と述べている。また米10年物国債利回りは、3.608%から3.549%で動意に薄く、NY株価3指数は、小幅な値動きに留まり影響は限られた。
 ドル円は、133.86まで下落後、134.33に反発が限定され、ユーロドルは、独ユーロ圏ZEW景況感指数が弱かったが、レーンECB専務理事が「ユーロ圏経済はリセッションに陥らないだろう」と発言したこともあって、1.0983まで反発後1.0943に下落を限定、ポンドドルも、英3月雇用統計の影響は薄く、1.2450まで反発後は、1.2413を下値に揉み合った。
 一方クロス円では、ユーロ円は147.38を高値に146.80、ポンド円も167.02から166.42まで下落、オージー円が90.05、NZD円は83.11まで売りに押され、カナダ円は、加3月消費者物価指数は予想通りの結果に留まるも、マックレム加銀行総裁が「インフレ率はさらなる低下が予想される」と発言したこともあって、100.04まで利食いに押された。