昨晩の海外市場は、今週の米物価指数の発表を控えて、様子見ムードが続いた。ただ、ウィリアムズNYニューヨーク連銀総裁が「インフレがもとに戻るには2年はかかる」、「追加利上げが適切な場合は実施する」と発言したことで、米10年物国債利回りが、3.532%まで反発、ドルを支えた。また米4月NFIB中小企業楽観指数は、10年ぶりの低水準を示し、NY株価3指数も小幅安で引けたが、影響は限られた。
ドル円は134.7から135.36まで一時反発、ユーロドルは1.0941、ポンドドルは1.2578まで下落後1.2630まで値を戻した。尚シュナーベルECB専務理事は、「インフレを目標水準に戻すためにさらに多くのことをしなければならない」、
「市場が想定している年末までに利下げを行う可能性は著しく低い」と述べている。
一方クロス円では、ユーロ円は147.89まで下落、ポンド円は169.87から170.72まで反発、オージー円は91.10まで値を下げ、NZD円は85.31から85.67まで反発、カナダ円は100.68から101.09まで買い戻された。