昨晩の海外(2023/04/20)

昨晩の海外市場は、大きな材料のない中、方向感にかける展開が続いた。米10年物国債利回りは、3.637%まで上昇、NY株価3指数は、まちまちの展開も方向感が見えず、総じて影響は限られた。またベージュブックでは、「全体的な経済活動はここ数週間ほぼ変わらず」、「いくつかの地区は労働市場の逼迫が緩和された」と示されたが、相場の反応は見えていない。
 ドル円は、一部通信社が「4月の日銀金融政策決定会合でのYCC修正について、日銀内で慎重な意見が広がっている」との観測記事を受けて135.13まで高値を更新後、134.29まで調整したが下値が支えられ、ユーロドルは、ユーロ圏3月消費者物価指数の改定値が、前回や予想と変わらず、1.0917まで下落後1.0979まで再反発、ポンドドルは、英3月消費者物価指数が、前年比で再び10%台へ上昇したが、1.2393から1.2475の上下の動きに留まった。
 一方クロス円では、ユーロ円が147.86から147.07で上下、ポンド円は167.98から167.01で推移、オージー円が90.60、NZD円は83.70まで反発も、カナダ円は100.57から99.96まで売りに押された。