今日の裏読み、表読み(2025/07/01)

昨晩は、米長期金利の低下を背景としたドル売りも、月末のフローでドルは支えられた。
 本日は半期が終了したことで、年後半に向けて、一定のフローの動きが見えるか大きな注目となりそうだ。
 経済指標としては、NZ第2四半期NZIERの設備稼働率と企業信頼感指数、5月住宅建設許可件数、日本では、4-6月期日銀短観と6月消費者態度指数、中国6月財新製造業PMI、英6月ネーションワイド住宅価格と製造業PMI・改定値、スイス5月実質小売売上高と6月製造業PMI、トルコ6月製造業PMI、ユーロ圏各国の6月製造業PMI・改定値、ユーロ圏6月消費者物価指数・速報値、
独6月失業者数と失業率 、米国では、6月製造業PMI・改定値、6月ISM製造業景況指数、5月雇用動態調査、6月ダラス連銀・サービス売上高指数・サービス部門信頼感指数、メキシコ6月製造業PMIなどが発表される。
 材料は多いが、PMIは各国の強弱差が一定の影響を与える可能性があるが、注目はやはり米6月ISM製造業景況指数や5月雇用動態調査の強弱次第。米経済は良好さが維持されているが、引き続きトランプ関税の影響が見えるか焦点となる。
 要人発言としては、ECBフォーラムで、ラガルドECB総裁、植田日銀総裁、パウエルFRB議長、ベイリー英中銀総裁がパネル・ディスカッションを開催する。各国の次の金融政策の行方を占う話が出てくるか焦点。ただ、総じてトランプ関税に対する警戒感から慎重さを滲ませる内容に留まりそうだ。

 戦略としては、ドル円は、139.89まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は、145.95を前に上げ渋りでは、買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて147.33、148.03-28、148.48、149.15-25、150.49、151.21越えをストップに順次売り場探し。下値は、143.65-75の維持では売りは利食いで、買っても割れるなら止めて142.80、142.37-53、141.97-13、141円、139.88割れをストップに順次買い下がりとなる。 
 ユーロドルは、1.1787まで上値を拡大も、上値追いは厳しい。上値は1.1800が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1850のサイコロジカル、1.1909、1.20のサイコロジカル、1.2042越えをストップに売場探し。下値は1.1681-88が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1580-90、1.1405-46、1.1357-73、1.1313、1.1210、1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは、1.3771まで高値を更新も上値追いは厳しい。上値は、1.3771が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3800、1.3900、1.4000などの順次サイコロジカル、1.4251や1.4377越えをストップに売り直しとなる。下値は、1.36ミドル前後の維持では売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3591、1.3500、1.3370、1.3335、1.3250や1.32割れ、1.3123-40、1.3030、1.29割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は169.87まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は170円前後が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて170.50や171.00などの順次サイコロジカル、更に最高値の175.43越えをストップに順次売り場探し。下値は、168.56-71が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて167.92、166.82、166.04、164.95、164.55-63、164.17、162.80-89割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円も187.69で下値を維持して198.81まで反発。上値は198.81抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて198.96、199.81、200.00越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、196.95-22が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて196.11、195.51、195円、193.77-03、193.27、192.73、191.89-07割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、下落が86.05まで一時拡大もこれを維持する形。上値は、94.90-00を前に上げ渋りでは利食い優先で、売っても超えるなら止めて95.65-75、97.34、99.18越えをストップに順次売り直しとなる。下値は93.81-00が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて93円、92.02-32、91.65、91円、90.56-64、89.57-65、88.30割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、79.82まで一時下値を拡大もこれを維持して反発。上値は、87.89-25が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて88.85、89.28-55、89.71越えをストップに売り直しとなる。下値は87.16-30が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて86.66-91、85.85、85.19-45、84.61、83.89-17、83.25、82.22割れをストップに買い直しとなる。