今日の裏読み、表読み(2025/05/08)

昨晩は、FOMCの影響は限られたが、相場としては前日のドル売りに反動の展開。ただ、それだけ相場が手掛かり難となっていることは、留意しておきたい。
 金融政策としては、スウェーデン中銀、ノルゲバンク、英中銀の政策金利、カナダ中銀の半期金融安定報告などが発表される。
 一応変更は英中銀の0.25%の利下げだが、これは織り込みの範囲も、追加利下げの思惑につながるかが焦点となる。ただ、慎重姿勢が示される可能性が高そう。ポンド相場を支えるか注目したい。
 経済指標としては、3月18-19日開催分の日銀・金融政策決定会合議事録、英4月英王立公認不動産鑑定士協会・住宅価格指数と英3月ハリファックス住宅価格、独3月鉱工業生産と貿易収支、南ア3月製造業生産、メキシコ4月消費者物価指数、米国では、NY連銀4月インフレ期待、第1四半期非農業部門労働生産性と単位労働コスト・速報値、週間新規失業保険申請件数、3月卸売売上高・卸売在庫などが発表される。
 注目は、NY連銀の4月インフレ期待や米週間新規失業保険申請件数となるが、既に昨日FOMCで、早期の利下げが再否定されており、強弱が見えても影響は限られそうだが、弱い結果が逆指標となりそうだ。
 その他、プーチン大統領と習近平主席の会談が予定されているが、特段のことが出なければ、相場に対する影響はなさそう。また、トランプ大統領が数日以内に、『世界を揺るがす』発表をすると予告している。何が出てくるかわからないが、少なくとも市場の混乱につながるリスクは、留意しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、139.89まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は、既に144.28が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて、145.08、145.93、147.15、148.27、149.15-24のギャップ越えをストップに順次売り場探し。下値は142.36を前に下げ渋りでは、売りは利食いで買い下がっても、141.97を割れるなら止めて、141.49、141円、140.50、139.89割れをストップに買い下がりとなる。 
 ユーロドルは、1.1573まで上昇を強める形も、更なる展開とならず、上値は1.1365-81が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1425-40、1.1500、1.1547-75、1.1640、1.1876、1.2042越えをストップに売場探し。下値は、1.1264-80を前に下げ渋りでは売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1181、1.1154-58、1.1091、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは、1.3443まで直近高値を更新するも、更なる展開とならず、上値は、1.3377が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3402-45、1.35や1.3550越えをストップに売り直しとなる。下値は、1.3230-60が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3123-64、1.3030、1.2985、1.2892、1.2830、1.2744や1.2708、1.2672、1.2560-83、1.2477割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は164.64まで再反発も更なる展開とならず、上値は、163.02が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて163.57、164.02、164.64、164.90-165.10、166.69越えをストップに順次売り場探し。下値は161円ミドルが維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、160.96-14、159.17-46、158.36、157円、155.59、154.41、153.14、149.67割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円も187.69で下値を維持して195.98まで反発も更なる展開とならず、上値は191.68-192円ゾーン抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて192.64、193.76、195.77-98、196.32、197.55、198.96、199.81をストップに順次売り直しとなる。下値は189.92が維持されると売りは利食い、買っても割れるならやめて、88.26-36、187.44-47、186.02、184.38、182.81、180.09割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、下落が86.05まで一時拡大もこれを維持する形。上値は、93.35-57が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて95.75、97.34、99.18越えをストップに順次売り直しとなる。下値は92円前後の維持では売りは利食いで、買っても割れるなら止めて91円ミドル、91円、90.56-64、89.57-65、88.30、86.05、85.50や85.00、84.60割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、79.82まで一時下値を拡大も維持する形。上値は、86.19-45が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて86.87、87.18-48、87.97-25越えをストップに売り直しとなる。下値は85円を前に、下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて83.89-17、83.25、82.22、79.82、79.41-46、79.00、78.56割れをストップに買い直しとなる。