今日の裏読み、表読み(2025/04/22)
経済指標としては、NZ3月貿易収支、トルコ3月消費者信頼感指数、加3月鉱工業製品価格・原料価格指数、ユーロ圏4月消費者信頼感・速報値、米4月リッチモンド連銀・製造業総合指数などが発表される。
注目としては、ユーロ圏4月消費者信頼感は、直近のユーロ圏指標に悪化が目立っており、弱い結果がリスク。米4月リッチモンド連銀・製造業総合指数も、昨日の景気先行指標総合指数が弱い結果となっており、こちらも予想を下回る結果となる可能性に注意しておきたい。
また、本日IMFが世界経済見通しを公表する。今年の見通しが3%を割れると予想されており、弱い結果が株式市場を圧迫する可能性の注意。その他、要人発言の機会も多いが、引き続きトランプ大統領の発言に大注意。未だ出て来ない半導体や薬品の追加関税などが強化されるとまたぞろリスク回避を煽りそうだ。
一方24日には、加藤勝信財務相とベッセント財務長官が会談する。日本に対して、プラザ合意のような為替修正や為替水準の適正化を要求されるとの思惑が市場で懸念されているが、ベッセント財務長官は、トレーダー出身であり、こういった面が市場に大きな悪影響を与えることを知っている。恐らく強くドル円レートの修正を求めることはなく、これを狙った円高ディールは巻き戻しのリスクが高いことは、留意しておきたい。
戦略としては、ドル円は、140.48まで下値を拡大。サイコロジカルな140円が近く、昨年9月の最安値139.58も近く、追いかけて売るのは避けたい。下値は、140.48をストップとするか、割れても139.、58割れをストップに買い場探しから臨みたい。ただ上値は、既に141.08が抑えると弱く、利食い優先。超えても142.08-17のギャップを前に、上げ渋りでは利食い優先や売り上がり。超えても143.09、144.31、145.14、147.15、148.27、149.15-24のギャップ越えをストップに順次売り場探し。
ユーロドルは、1.1573まで上昇を強める形も、更に上値追いは厳しい。上値は1.1573や1.16越えをストップに売り上がりや買っても、これが抑えると利食い優先。超えても1.1640、1.1876、1.2042越えをストップに売場探し。下値は、既に1.1508が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて、1.1450や1.1400割れをストップに買い下がり。更には1.1335、1.1264、1.1181、1.1154-58、1.1091、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
ポンドドルは、1.3422まで反発。上値は、1.3422-34を前に上げ渋りでは、買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.35や1.3550越えをストップに売り直しとなる。下値は、1.3293を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3203、1.3123-64、1.3030、1.2985、1.2892、1.2830、1.2744や1.2708、1.2672、1.2560-83、1.2477割れをストップに順次買い直し。
一方クロス円では、ユーロ円は、154.80を維持して164.19まで一時反発も上値を抑えられる形。上値は、162.68が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて163.26、164.19、164.55、164.90-165.10越えをストップに順次売り場探し。下値は161.25が維持されると売りは利食いで、買っても160.96を割れるなら止めて159.17-46、158.36、157円、155.59、154.41、153.14、149.67割れをストップに順次買い場探し。
ポンド円も187.69で下値を維持して195.98まで反発も更なる展開とならず、上値は189.03-18が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて189.65-190.10、191.98、193.68、195.77-98、196.32、197.55、198.96、199.81をストップに順次売り直しとなる。下値は188.00が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて187.44、186.02、184.38、182.81、180.09割れをストップに順次買い直しとなる。
豪ドル円は、下落が86.05まで一時拡大。上値は、91.18-41が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めて92円、93.15、93.84、94.67、95.30-40、95.75越えをストップに順次売り直しとなる。下値は89.98が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて89.57、88.30、86.05、85.50や85.00、84.60割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、79.82まで一時下値を拡大も維持する形。上値は、85.24-27が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて84.75、85.27、86.87、87.18-48、87.97-25越えをストップに売り直しとなる。下値は、83.89-03が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて83.25、82.22、79.82、79.41-46、79.00、78.56割れをストップに買い直しとなる。