昨晩は、総じてドルが軟調気味な展開。弱い米経済指標が発表されたこと、米長期金利が上げ渋ったことが要因となるが、基本は週末の米雇用統計を睨んで様子見ムードが残る相場展開であることは、留意しておきたい。
本日の経済指標としては、豪10月貿易収支、スイス11月失業率、独10月製造業新規受注、スウェーデン11月消費者物価指数、仏10月鉱工業生産、南ア第3四半期経常収支、英11月建設業PMI、ユーロ圏10月小売売上高、カナダでは12月景気先行指数、10月貿易収支と11月Ivey購買部協会指数 、米国では、10月貿易収支と週間新規失業保険申請件数などが発表される。
一応各国の指標も注意だが、週末の米雇用統計を睨むと、直近良好が続いている週間新規失業保険申請件数の結果次第で、ドルに一定の動きがありそう。ただ、来週以降の金融政策発表週を睨むと、影響が大きく出ることは無さそうだ。
要人発言としては、日銀の12月利上げを睨んで中村豊明日銀審議委員、昨晩のベイリー英中銀総裁のハト派発言を受けて、グリーン英MPC委員の発言には注目しておきたい。
戦略としては、ドル円は、上値を156.75で限定して、下落が148.65まで下値を拡大も更なる展開とならず、下値は150.00が維持されると売り利食いで、買い下がっても割れるなら止めて、148.65割れをストップに買い直し。更には148円、147.34、145.92割れをストップに買い直し。上値は151.23を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて151.96をストップに売り直し。更には153.24、154.22、154.75-00、155.89、156.75越えをストップに順次売り場探し。
ユーロドルは、1.0335まで一時急落も現状はこれを維持する形。下値は1.0457-73が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.0385-92割れをストップに買い直し。更に割れても1.0335、1.0290、1.0223などをストップに順次買い場探し。上値は、1.0544が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて1.0598、1.0653-63、1.0728、1.0825-57、1.0937、1.0997、1.1037-57、1.1083、1.1141、1.1209-14越えをストップに順次売り直しとなる。
ポンドドルも1.2487まで下値を拡大もこれを維持する形。下値は、1.2613-17ゾーンが維持されると売りは利食いで、買い下がってもストップは1.2567割れ。割れても、1.2507-25や1.2487割れをストップに買い直し。更には1.2446、1.2300割れをストップに順次買い場探し。上値は、1.2722-50が押さえると買いは利食いで、売りは1.2768越えをストップに売り上がり。超えても1.2832、1.2874、1.2926、1.3010、1.3048-71、1.3103-35、1.3175、1.32ミドル、1.3306、1.3390をストップに順次売り直しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、下値を156.18まで拡大もこれを維持する形。下値は156.18を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買い下がってもストップは156.05-18割れ。割れても155.14、154.41割れをストップに順次買い場探し。上値は、158.65が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて159.10、160.34、160.72-00越えをストップに売り直し。更には162.01-12、162.50-80、163.78-49、164.76-165.10、166.10-12越えをストップに順次売り場探し。
ポンド円は、上値を199.56で押さえられて、下落が188.09まで下値を拡大もこれを維持する形。189.36-00ゾーンが維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて188.09割れをストップに買い直し更には187.36、185.83、185.29、183.72-77割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、191.53が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、192.48、193.74、194.64、194.80-00や195.55、197.79、198.47、199.56-81をストップに順次売り直しとなる。
豪ドル円は、102.41で上値を抑えて、下落が96.17まで下落。下値96.17が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて95.33、94.7193.60-87割れをストップに順次買い場探しとなる。上値は、97.55が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて98.04、98.76、99.23、100.03、101.04-15、101.57、102.41、103.12越えをストップに順次売り直しとなる。
NZD円は、92.47で上値を抑えて下落が87.34まで拡大。下値は87.34を前に下げ渋りでは売りは利食い、買いは割れるなら止めて86.85、86.57割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、88.50が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて89.03、89.52、89.90-90.08、90.56、91.20-34、91.81-95、92.47越えをストップに順次売り直しとなる。