今日の裏読み、表読み(2024/08/19)

今週は、先週の米インフレ指標の発表を終えて、各国のPMI速報値を除いてあまり大きな材料はないが、週末のジャクソンホール会議を睨んだ展開となりそうだ。
 一部にここでパウエルFRB議長が、9月の利下げに言及するとの見方があるが、引き続き米経済指標は、強弱が入り混じる玉虫色の状況。市場が見込むような強い利下げが否定される可能性が高く、その面では、ドル売りを更に強めるのは避けておきたい。
 本日の経済指標としては、英7月ライトブーム住宅価格、日本の6月機械受注、米7月景気先行指標総合指数などが発表される。
 材料は薄いが、先週の予想外に強い米小売売上高がドルを支える中、特に市場は、米景気の減速感に神経質となっており、米7月景気先行指標総合指数の強弱で、荒れた展開となる可能性は留意しておきたい。
 また、先週の日経平均も荒れた動きとなったが、直近円相場は、米長期金利よりも、日経平均との連動性を強めており、株価の動きには細心の注意を払っておきたい。

 戦略としては、ドル円は、反発が161.95でCapされて、下落が141.70まで拡大もこれを維持して149.39まで値を回復も、現状は上値を抑える形。上値は149.39が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、150.89、151.26、153.88、155.22、156.00-27、156.64、157.17、157.86、158.09、158.62や158.86越えをストップに、順次売り場探しとなる。下値は、147円ミドルが維持されるか注目で維持では利食いも、買いは147円割れをストップに買い下がりとなる。また割れても146.07-41ゾーン、145.41-61、144.05、143.40をストップに買い直し。ただし、141.70を割れと崩れ気味となるので注意だが、その場合も140.25や140円割れをストップに、買い直しとなる。
 ユーロドルは、1.0666を維持して、1.1047まで反発も更なる展開とならず、上値は、1.1047を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.1140、1.1276をストップに、順次売り場探しとなる。下値は、1.0950を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、1.0882割れをストップに買い直し、更に割れても1.0778、1.0710、1.0624-66、1.0600割れをストップに順次買い直しとなる。
 ポンドドルは、下値を1.2613までで支えて、1.3045まで反発も、現状はこれが上値を抑える形。上値は、1.3000を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、1.3045、1.3143をストップに、順次売り場探しとなる。下値は、1.2882が維持されると売りは利食い、買っても割れるなら止めて、1.2799、1.2726、1.2665.2613-16、1.2446、1.2300割れをストップに、順次買い直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、175.43が上値を抑えて、下落が154.42まで拡大も、これを維持する形。上値は、163.88が押さえると買いは利食い優先。売っても超えるなら止めて、164.83-12、166.56、167.95、168.20越えをストップに順次売り場探し。下値は、162円前後が維持されると売りは利食いで、買いは161.68割れをストップに買い下がり。ただ、割れるなら止めて160.58、159.80、158.94、157.70や157.30、155.17、154.42、割れをストップに順次買い直しとなる。
 ポンド円は、208.12で上値を押さえられて、下落が180.10まで拡大もどうにか維持する形。上値は、192.02円が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、193.27や193.99、195.62、196.70、199.48越えをストップに順次売り場探し。下値は、190円前後を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、深め押し目を待って買い場探しとなるが、この場合のストップは187.59-87割れ。割れても186.48、184.47、182.81-183.06、180.10-60割れをストップに順次買い場探しとなる。
 豪ドル円は、上値を109.38でCapされて、下落が90.14まで下値を拡大も、どうにか維持する形。上値は、98.91を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、100.02、101.78、102.29、103.12越えをストップに順次売り場探しとなる。下値は、97.81を前に下げ渋りでは売りは利食いで、買ってはできれば96.73-78をストップに買い下がり。割れても96.22、94.72、94,09、93.43、91.36、90.14割れをストップに順次買い場探しとなる。
 NZD円は、99.03まで上値を抑えられて、下値を83.08まで下値を拡大もどうにか維持する形。上値は、89.75-96が押さえると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて90.86、91.53越えをストップに順次売り場探しとなる。下値は、88.95が維持されると売りは利食いとなるが、買いは更に買い下がって、87.92-18割れをストップ、割れても87.11、86.70、85.86、85.00-36、84.05、83.08割れをストップに順次買い直し。