今日の裏読み、表読み(2024/07/05)

 昨晩はNY市場の休場で小動きの展開。ただ本日は週末もあって、一定の動きとなる可能性に注目して対応したい。
 経済指標としては、日本の5月全世帯家計調査、5月景気先行・一致指数、独5月鉱工業生産、英5月ハリファックス住宅価格、仏5月鉱工業生産と国際収支、スイス6月スイスSEOC消費者信頼感指数、ユーロ圏5月小売売上高、加6月雇用統計とIvey購買部協会指数、米6月雇用統計などが発表される。
 注目は米加6月雇用統計となる。結果次第だが、一応市場では弱めの米6月非農業部門雇用者数が想定されている。一定の織り込みもあるが、結果がサプライズとなるなら相場に一定の荒れた展開となるので注意しておきたい。
 その他週末は、東京都知事選と仏下院選決戦投票が行われる。都知事選の影響は少ないが、仏の決戦投票では、仏極右の優勢が伝えられているが、絶対多数獲得とはならない世論調査が出ており、その場合悪影響は少ないが、サプライズの結果には注意しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、下値を154.55で維持して、161.95まで反発も、現状は上値を抑えられる形。上値は161.95や162円が押さえるなら買いは利食い優先。売りは慎重さが必要だが、下げが甘ければ買い戻しながらの対応となる。また超えても162.50や163.00越えをバックに上げ渋りでは売りも検討したい。下値は、160.78-95が維持されると売りは利食いで、買は割れるなら止めて、ストップを160.23割れとして買い直し。割れても159.27-30ゾーン、158.67-82、157.92、157.50-60、156.50、155.72、155.12割れを順次ストップに買い場探しとなる。
 ユーロドルは、1.0602を維持して、1.0916まで反発後、1.0666まで再下落もこれを維持して1.0817まで反発。上値は1.0817が押さえると買いは利食いで、売りはストップを1.0852越えとして売り上がり。超えても1.0902-16、1.0943、1.0981、1.0996-98をストップに、順次売り場探しとなる。下値は、1.0778が維持されると売りは利食いも、買いは1.0710割れをストップに更に買い下がり。割れても1.0624-66、1.0600割れをストップに買い直しとなる。
 ポンドドルは、下値を1.2300で維持して、1.2861まで反発も、1.2613まで再調整。上値は、1.2778を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、1.2861、1.2895、1.2996をストップに、順次売り直しとなる。下値は、1.2700-20前後の維持では売りは利食いで、買いは慎重に買い下がって、ストップは1.2613-16割れ。割れても1.2580、1.2503、1.2423-46、1.2300-32割れをストップに順次買い場探しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、174.52まで上値を拡大も、現状は上げ渋る形。上値は175円越えをストップに売場探し。超えても175.50や178越えをストップに売り直し。下値は、173.67-80が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、173.09をストップに買い直し。割れても172.38-48のギャップ、172.19、171.45、170.71-91、170.33、168.97-32などをストップに順次買い場探しとなる。
 ポンド円は、206.18まで上値を拡大も、現状は更なる展開とならず。上値は、206.18が押さえると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、207円や207.99越えをストップに売り直し。下値は、205.30を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、204.63をストップに買い場探し。更に割れても203.88をストップ、更には203円、202円ミドル前後まで買い下がって、201.96割れをストップ、割れても201.07、200.35-44、198.93割れをストップに順次買い場探しとなる。
 豪ドル円は、上値を108.51まで拡大も、上値を追いは厳しく、109円越えをストップに売場探し。超えても109.50や110円越えをストップに売り直し。下値は、107.50-80が維持されると売りは利食いで、買いは107.25割れをストップ、割れても106円ミドルから106円前後まで買い下がって、ストップは105.34-54割れ。割れても104.50-00ゾーンでの買い直しで、このストップは104.81割れ。割れても104.03-35、103.54-60、102.62-98割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、98.75まで上値を拡大も上値追いは厳しい。反発が98.75や99円が押さえると買いは利食いで、売りは99.50越えをストップに売り場を探す形。下値は、98.00-20ゾーンの維持では売りは利食いで、買っても97.96割れをストップ。買いは割れるなら止めて、97.09-44ゾーン割れをストップ、更に割れても96.67-79、96.10-30、95.55-76、95.08-27割れをストップに順次押し目買いとなる。