今日の裏読み、表読み(2023/08/04)

昨晩もリスクオフの動きが広がったが、この傾向が続くのか注意して対応したい。
 経済指標としては、豪準備銀行・四半期金融政策報告公表、独6月製造業新規受注、仏6月鉱工業生産、英7月建設業PMI、ユーロ圏6月小売売上高、カナダでは、7月景気先行指数、7月雇用統計とIvey購買部協会指数、米国の7月雇用統計が発表される。
 注目としては、豪四半期金融政策報告では、今週RBAが金利を据え置いて失望をかっているが、今後の物価の落ち着きが示されると豪ドルの上値を押さえそう。ユーロ圏6月小売売上高は、弱い結果がユーロ相場の重しとなりそう。カナダ7月雇用統計は、結果の強弱次第、米7月雇用統計は、直近発表されたADP全米雇用報告が想定外に強く、良好な結果が期待感となるが、労務省の雇用統計とADPの連動性は低く、弱い結果サプライズとなることは、留意しておきたい。
 その他軟調な株価や高止まりが続く米長期金利、更に週末のポジション調整の動きも考慮して対応したい。

 戦略としては、ドル円は、日銀後の調整を138.07で維持して、143.89まで上昇も現状はこれが上値を抑えている。それでも米長期金利の上昇もあって、比較的堅調が続いているが、本日は米雇用統計次第で、上下に荒れる展開に注意して対応したい。上値は、できれば143.89をストップに、突っ込みは避けて、143.00-50ゾーンがあれば売り狙い。一方下値は142.35レベルが維持すると堅調な可能性で買っても、142.07を割れるなら止めて、ストップを140.69割れに置いて買い直しとなるが、こういった買いのターゲットは、その直前の高値が押さえると利食いを優先しながらの対応となる。 
 ユーロドルは、下値を1.0912まで下値を拡大も、突っ込み売りは避けたい。早期はこれが維持すると買い狙い。割れるケースでは1.0867をストップに買い直しとなるが、ターゲットは、1.0963-00ゾーンが押さえると利食い優先。またこの位置の売りは、ストップを1.1020越えで検討する形。超えても1.1046-48をストップ。更に超えても1.1150をストップに売り直しとなるが、こういった売りのターゲットは、下げが、その直前の安値が維持されると利食い優先が安全となる。
 ポンドドルは、1.2617まで下落。ただ、突っ込み売りは出来ず、早期はこれが維持されると押し目買いから入る形。割れても1.2591割れをストップに買い直しを検討したい。ターゲットは1.2724-39が押さえると利食い、この位置からはり場探しで、ストップは1.28越え、超えても1.2885をストップ、または1.2996をストップに売り直しとなる。ターゲットは、その直前の安値が支えると利食いを優先しながら対応したい。 
 一方クロス円は、まちまちの動きも上値を一旦つけた感じが強く、突っ込み売りは避けなければならないが、戻りがあれば慎重に直近高値をストップに売り狙いとなる。ターゲットは、下げが甘ければ買い戻しながら、また買いは28日の安値をストップに、慎重に買い下がりながら、この買いのターゲットも、上げが鈍ければ、しっかりと利食いながら対応したい。