若干夏休みムードが強まる中、堅調な株価を背景に、軟調な円の動きが続いている。
本日も、週末の米雇用統計の発表を控えて、様子見ムードが続きそうだ。
経済指標としては、NZ第2四半期雇用統計、豪7月AIG建設業・製造業指数、日銀金融政策決定会合・議事録公表、スイス7月SECO消費者信頼感指数と製造業PMI、米国では、MBA住宅ローン申請指数と7月ADP全米雇用報告などが発表される。
注目は、やはり7月ADP全米雇用報告となるが、直近の雇用指数からは弱い結果がリスクとなりそうだ。
その他、まちまちの動きとなっているNY株価や高止まりが続く米長期金利の動向なども引き続き注視して対応したい。
戦略としては、ドル円は、日銀後の調整を138.07で維持して、143.55まで上昇。一過性の上昇が続いており上値追いは避けたい。早期は143.55が押さえると、これをストップに売り狙いから、ターゲットは、142.50-80ゾーンが維持されると利食いで、買いはこういった位置から142円前半まで買い下がって、ストップは142円割れ。割れても141円ミドルから141円前後まで買い下がって、ストップは140.69割れでの対応となる。ただ、こういった買いのターゲットは、その直前の高値が押さえると利食いを優先しながらの対応となる。
ユーロドルは、1.0944で下値を支えて反発も、上値は1.1046-48が押さえると形。現状はこのレンジでの推移で、次のブレイクがあるまでは逆張り戦略。下値は1.0944-52をストップ圏に買い狙い。割れても1.0867をストップに買い直し。反発があれば、1.1045-48を前に利食いや売り狙いでとなる。また超えるケースからは、1.1150をストップに売り直しとなるが、この売りのターゲットは、1.1046-48が維持されると利食い優先が安全となる。
ポンドドルは、1.3142や1.3126が上値を抑えて、1.2742まで下値を拡大。突っ込み売りは出来ず、早期は1.2742が維持されると買い狙い。割れても1.2659-74ゾーンをストップ圏に買い直しとなる。ターゲットは、1.2800-20が押さえると利食いで、売りはこういった位置から売り上がって、ストップは1.2885越え。超えても1.2996をストップに売り直しとなる。こういった売りのターゲットは、直前の安値が支えると利食いを優先しながら対応したい。
一方クロス円は、まちまちの動きとなっているが、基本上値追いは出来ず、慎重に直近高値をストップに売り狙いとなる。ターゲットは、下げが甘ければ買い戻しながら、また買いは28日の安値をストップに、慎重に買い下がりながら、この買いのターゲットも、上げが鈍ければ、しっかりと利食いながら対応したい。