昨晩は、大きな材料のない中ドル売りが優勢となった。下半期が終わって、ドル売りが優勢となる形となっており、この動きが続くか注目したい。
経済指標としては、英6月英小売連合・小売売上高調査、豪7月ウエストパック消費者信頼感指数と6月NAB企業景況感・企業信頼感指数、英6月雇用統計、独6月消費者物価指数・改定値、独ユーロ圏7月ZEW景況感調査、米6月NFIB中小企業楽観度指数などが発表される。
あまり大きな材料はないが、英6月雇用統計、独6月消費者物価指数・改定値や独ユーロ圏7月ZEW景況感調査の結果次第で、ポンドやユーロが一定の動きを示す可能性に注目したい。
その他特別なことはないが、今日から米国債の入札がスタートすることで、米長期金利や株価の反応には、引き続き注目して対応したい。
戦略としては、ドル円は、上値を145.07でCapされて、調整が141.28まで拡大。145.07が当面の高値として意識される形となる。また注目は、海外で円買いが進んでいることで、日経平均株価の調整もあって、今後も上値の重い状況が続きそうだ。ただ、本邦では、引き続き押し目では買いが入り易く、突っ込み売りは推奨されない。早期は、141円割れをストップに買い狙いも、前日の安値142.07が押さえると利食い優先で、売りはこの位置から売り上がって、ストップは143円越えでの対応となる。売りのターゲットは、それまでの安値が維持されると利食い優先となる。またもし、141円を割れても140円は買いが入り易く、その場合は139.85割れをストップに買い直したい。
ユーロドルは、1.1012で上値を押さえられて、調整が1.0834まで下値を拡大も、これを維持して再反発。上値追いは厳しいが、押し目では買いが入り易い。早期は1.1000が押さえるか注目して対応。売った場合のストップは1.1012で、超えても直ぐに大きく上昇するとは見えず、1.1050方向では、1.11越えをストップに売場を探したい。下値は、既に1.0958が維持されると堅調で、買い戻しやこれをストップに買い狙い。割れても1.0900前後への調整では買い場探しで、1.0867をストップ、または1.0834割れとするなら買い下がりとなるが、この買いのターゲットは、その直近の高値が押さえると利食い優先となる。
ポンドドルは、1.2308や1.2591を安値に1.2869まで反発。ただ、上値追いは厳しく、早期はこれが上値を抑えると売りも、1.30までポイントが薄くなることで、売りはしっかりと上げ止まりを確認して対応したい。ターゲットは、1.28前後が維持されると利食い優先。ここでの買いは、1.2750割れをストップ、割れてもストップを1.2673や1.2658割れとして買い下がりとなるが、こういった下落での買いのターゲットは、その直前の高値がCapされると利食いを優先しながら対応したい。
一方クロス円は、高値圏からの調整が続いている。ただ、突っ込み売りは避けたい。あくまで戻りを待って、直近や28日の高値をストップに売場探しから、ターゲットは、昨日の安値が維持されると利食いで、買っても割れるなら止めて、更に23日の安値を前に、下げ止まりでは、利食いや買いとなる。この買いの場合のターゲットは、その直前の高値が押さえると利食いを優先しながらの対応となる。