昨晩は、米6月ISM製造業景況指数が、弱い結果となるも、独立記念日の前営業日でNY市場が短縮取引となることで、総じて影響は限られた。本日はNY市場が、独立記念日で完全休場となることで、動意に薄い展開が続きそうだ。
金融政策としては、豪準備銀行が、政策金利を公表する。予想は据え置きで、その場合一定の織り込みとなるが、声明などで利上げ継続を示唆すると豪ドル相場を支えそうだ。
経済指標としては、独5月貿易収支以外、主だった指標の発表はなく、影響は限られる見通しとなる。
戦略としては、ドル円は、上値を145.07まで上値を拡大も現状は高値圏での保合が続いている。ただ、145円はサイコロジカル的に強く、財務省の円買い介入に対する警戒感も残っており、当面の上値となるのか注目される。ただ、本日はNY休場で、動意の薄い展開が想定され、144円台でのもみ合いが続くとみて、143.99と145.07をストップに、動きがあれば逆張りで臨んで、軽く利食うスタンスに留めたい。
ユーロドルは、1.1012で上値を押さえられて、調整が1.0835まで拡大も、これを維持する形。総じてレンジ的な相場は続いており、引き続きこのブレイクを睨んだ対応となる。上値は、1.0934-42ゾーンが押さえるとこれをストップに売るか、超えるケースでは、1.0962-77や1.1012をストップに売り直しとなる。ターゲットは、1.0870、割れても1.0835が維持されると利食いや買い狙い。割れるケースでも、1.0800方向への下落では、買い戻しや買いも、このストップは1.0773割れで対応したい。ただ、この買いのターゲットは、その直近の高値が押さえると利食い優先となる。
ポンドドルは、1.2308を安値に1.2849まで反発後、1.2591まで下落もこれを維持する形。上値は、1.2724-60ゾーンが押さえるとこれをストップに売りも、超える場合は1.2837-49をストップに売り直しとなる。ターゲットは、1.2658が維持されると利食い、割れても1.2591をバックに買い場探しも、割れるなら止めて、1.2500-50ゾーンでの買い直しとなるが、このストップは1.2368割れでの対応となる。
一方クロス円は、高値圏での保合気味。引き続き28日の高値が上値として、意識されるか注目となる。あくまで下落があれば買い場を検討する形だが、早期は直近の高値が押さえると売っても、下げが甘ければ買い戻しながらの対応で、ターゲットは30日の安値が維持されると利食いや買いも、割れるケースからは、23-26日の安値を前に、利食いやこれをストップに買い直しで、この場合のターゲットは、それまでの高値が押さえると利食いを優先しながらの対応となる。