昨晩は、若干揉み合い気味の展開。ただ、本日から28日まで、ECB中央銀行フォーラムが開催される。
次の金融政策会合に向けて、いろいろな発言が出そう。サプライズ発言が出た場合、相場が一定の動きを示す可能性には注意しておきたい。
経済指標としては、日本の4月景気先行・一致指数、仏5月失業者数、加5月消費者物価指数、米国では5月耐久財受注、4月次住宅価格指数、4月S&P/ケース・シラー住宅価格指数、5月新築住宅販売件数などの住宅関連、6月コンファレンス・ボードの消費者信頼感指数、6月リッチモンド連銀製造業・総合指数とダラス連銀のサービス売上高指数・サービス部門信頼感指数などの景況感指数が発表される。
注目はやはり米経済指標で、住宅関連指標や景況感指数が、直近の米経済の堅調さを裏付けるか大きな焦点となりそうだ。
その他、本日も米5年物国債が入札される。現状高値保合にある米長期金利の動向や一旦戻りをつけた感のあるNY株価3指数にも注目して対応したい。
戦略としては、ドル円は、上値を143.87まで拡大も現状は揉み合い気味。上値は143.87が押さえると売ってみる形。また超えても、144.50越えをストップに売り上がりとなる。ターゲットは、143.00を前に下げ渋りでは利食いや買いも、買いのストップは143.94割れ。また割れても142.65割れをストップ、に142方向まで買い下がるなら、このストップは141.51や141.21割れとして対応したい。ただ、こういった下落では、反発がCapされると利食いを優先したい。
ユーロドルは、1.1012まで一時上値を拡大も更なる展開となっていない。ただ、下値も1.0845で維持されており、本日はこのブレイクを睨んで、逆張りを検討したい。上値は、1.1012をストップに売り場探し。ターゲットは、1.0845を前に下げ渋りでは利食いや買いも、割れるなら止めて、1.0800方向への下落では買い直しで、このストップは1.0773割れで対応したい。ただ、この買いのターゲットは、その直近の高値が押さえると利食い優先となる。
ポンドドルは、1.2308を安値に1.2849まで反発も現状は上値を抑えられる形。引き続き反発では、1.2849をストップに売場探し。ターゲットは、1.2685が維持されると利食いや買い。割れるケースでは1.26ミドル方向への調整での利食いや買いで、このストップは1.2593割れでの対応となるが、この買いのターゲットは、それまでの高値が押さえると利食い優先となる。
一方クロス円は、まちまちの動きも、総じて上値追いは出来ず、買いは下落があれば検討する形。売りは直近高値が押さえると売る形も、23日や20日の安値が維持されると利食いで、またこれをストップに買っても、割れるなら止めて、更に15-16日の安値割れをストップに買い直し場を探すが、このターゲットは、それまでの高値が押さえると利食いを優先しながらの対応となる。