昨晩もドルの堅調、円の軟調が続いたが、本日は週末もあって、一定の利食いも入り易いことは、留意しておきたい。
経済指標としては、英6月GFK消費者信頼感調査、日本の5月全国消費者物価指数、英5月小売売上高、トルコ5月経済信頼感指数と5月貿易収支、ユーロ圏各国の6月製造業とサービス業PMI・速報値、英6月製造業とサービス業PMI・速報値、米6月製造業・サービス業・総合PMIのなどが発表される。
注目としては、日本の5月全国消費者物価指数は、改善気味だが、予想より強い結果の場合、一定の円の買い戻しとなる。欧州時間は、欧英米の製造業とサービス業PMIの格差で、相場の強弱がみえそうだ。
要人発言としては、本日も、ブイチッチ・クロアチア中銀総裁、デコス・スペイン中銀総裁、メスター・クリーブランド連銀、ブラード・セントルイス連銀総裁などの発言が予定されている。特にFRB要人に関しては、タカ派発言が続くと、ドルの堅調が続きそうだ。
戦略としては、ドル円は、142.25からの下落を141.22で支えて、上値を143.23まで拡大。堅調が続いているが、本日は週末もあり一定の利食いも入り易く、上値追いは避けたい。早期はこの143.23が押さえるか焦点。抑えるなら売りも、超えるなら143円ミドルから売り直しで、この場合のストップは144円越えで対応となる。ターゲットは、それ以前の高値となる142.25-37ゾーンが維持されると利食いで、買いもこれをストップに対応。また割れるケースでは、141.21割れをストップに買い直しとなるが、この買いのターゲットは、それまでの高値がCapされると利食い優先となる。
ユーロドルは、1.1012まで一時上値を拡大も更なる展開となっていない。上値はこれをストップに売場探し。ターゲットは、1.0900-23などが維持されると利食い優先で、買いは1.0892割れをストップに対応。割れるケースでも1.0800方向への下落では買い場探しで、この買いのストップは1.0800割れで対応となる、この買いのターゲットは、それまでの高値が押さえると利食い優先となる。
ポンドドルは、1.2308を安値に1.2849まで反発も現状は上値を抑えられる形。引き続き反発では、1.2849をストップに売場探し。ターゲットは、1.2691が維持されると利食いや買い。割れるケースでは1.26ミドル方向への調整での利食いや買いで、このストップは1.26割れでの対応となるが、この買いのターゲットは、それまでの高値が押さえると利食い優先となる。
一方クロス円は、まちまちの動きも、総じて上値追いは出来ず、買いは下落があれば検討する形。売りは直近高値が押さえると売る形も、20日の、高値や安値が維持されると利食いで、またこれをストップに買っても、割れるなら止めて、更に15-16日の安値割れをストップに買い直しとなるが、このターゲットは、それまでの高値が押さえると利食いを優先しながらの対応となる。