今日の裏読み、表読み(2023/06/12)

今週は、米5月消費者・卸売物価指数、FOMC、ECB理事会や日銀金融政策決定会合での政策金利発表を控えており、荒れた動きが想定されるが、これを前に、本日のところは様子見ムードが続きそうだ。
 経済指標としては、NZ5月Eカード小売業販売高、日本の5月国内企業物価指数、トルコ4月経常収支と雇用統計、米5月月次財政収支などが発表される。
 大きな材料は薄く、経済指標の影響は限られそうだ。ただ、本日は米国のTBや3-10年物国債の入札が予定されており、米長期金利、株価の動きには引き続き注意となる。

戦略としては、ドル円は、下値を137.43で維持して140.93まで上値を拡大も更なる展開となっていない。上値は、引き続き140.93が当面の高値として意識されるか注目となる。ただ、相場は保合気味で、現状は直近レンジの138.38から140.93のブレイクがあると大きな流れとなる可能性には留意しておきたい。本日は、50-10日要因もあることで注意となるが、早期は138.76や138.45をストップに買っても、上値は139.73が押さえると利食い優先で、超えてもストップは140.25-45越えで、売り直しも、このターゲットは、それまでの安値が維持されると利食いを優勢したい。
ユーロドルは、上値を1.1092-95で抑えられて、1.0635まで下値を拡大も、これを維持して反発が示現するも、揉み合いからは逸脱していない。引き続き揉み合いを前提にした対応となる。上値はまず、1.0787をストップに売り狙い、超えても1.0801や1.0831をストップに売り直しで、このターゲットは、1.0733-40が維持されると利食い、割れても1.07前後は買い戻しや買い狙いで、このストップは1.0667割れで対応となる。この買いのターゲットは、それまでの高値がCapされると利食い優先となる。
ポンドドルは、1.2308を安値に1.25691まで反発も、上値追いは避けたい。早期は、1.2691の戻り高値を睨んで、抑えるなら慎重に売り狙いから、ターゲットは、1.2535の維持では買い戻しで、割れても1.25前後からは買い戻しや買い狙い。この買いは1.24ミドルまでは買い下がりで、このストップは、1.2426割れまたは、1.2368-95割れでの買い下がりとなる。この買いのターゲットは、それまでの高値が押さえると利食い優先となる。
一方クロス円は、6月1日の安値から堅調に反発が続いているが、上値追いは避けたい。早期は直近高値が押さえると、これをストップに売り場探しも、押しが甘ければ買い戻しながら、買いは5月31日から6月6日の安値を睨んで、買いを検討しながら、逆張りで臨む形を想定したい。