今日の裏読み、表読み(2023/05/08)

今週は、FOMC終了後、具体的な利上げ停止が示されない中、米物価指数が発表される。この結果次第で、再度利上げ停止の思惑が高まるかが、最大の焦点となりそうだ。
本日の経済指標としては、日銀・金融政策決定会合議事録公表、豪4月NAB企業景況感・企業信頼感指数、3月住宅建設許可件数、独3月鉱工業生産、米国では3月卸売売上高・卸売在庫と雇用傾向指数などが発表される。
大きな注目材料はないが、豪4月NAB企業景況感・企業信頼感指数 米国では雇用傾向指数などの強弱で一定の動きが見えるか、一定の警戒をしておきたい。
その他、本邦では、連休明けで週初の仲値需要が高まるか注目。一方ロンドン市場が、休場となることで、アジア午後からは動意に薄い展開も想定される。NYでは、先週戻して引けた米株価の上昇が継続できるのか、また若干低レベルで揉み合いが続いている米国長期金利の動向なども引き続き睨みながらの対応となる。

戦略としては、ドル円は、133.50まで下値を拡大もこれを維持する形。ただ上値追いは避けたいが、本日は連休明けで仲値に向けて一定のビッドが入りそう。早期は押し目買いから入るが、特に下値は134.25-40が維持されると堅調が想定される。ストップは、133.88割れまたは、133.50割れで対応となる。ターゲットは、135.12の金曜日の高値が押さえると利食い、超えても先週の137.77から135.50まで下落の半値となる135.64が押さえると弱く、135円台は利食いや売り場探しで、このストップは135.67-70または、136.11越えで対応となるが、売りのターゲットは、それ以前の安値が維持されると利食い優先が良さそうだ。
ユーロドルは、上値を1.1092-95で抑えられて、1.0967まで調整もこれを維持する形。総じて揉み合いが続いており、反発があれば1.092-95をストップに売狙い。一方押し目1.0941-67をストップに買い狙いが、逆張りでしっかりと利食いながらの対応を検討したい。
ポンドドルは、堅調が続き1.2653まで上値拡大。新王就任式に絡んだご祝儀相場の意味合いもあるのか? この点は不透明も上値追いは避けたい。早期はこの高値が押さえると売り狙いから、ターゲットは、1.2548の戻り安値が維持されると利食いや買い狙いで、割れるケースでは、1.2433をストップに買い直しながら、ターゲットは、それまでの高値が押さえると利食いを優先しながら対応したい。
一方クロス円は2日の高値から調整も4月28日の安値を前に下げ渋っている。突っ込み売りは避けて、押し目があれば、4日や28日の安値をストップに買い場探しから、ターゲットは、5日の高値が押さえると利食いで、超えるケースでは、慎重に段階を置いて売り狙いで、このストップは5月2日の高値として、売りの場合の利食いは、それまでの安値が維持されると利食い優先となる。