昨晩は、再び持ち上がって金融不安を受けて、リスクオフの動きが強まった。ただ、現状はこの動きが更に広がるかは不透明で、追いかけるのは避けて置きたいが、引き続きこの動向を注視して対応した方が良さそうだ。
経済指標としては、NZ3月貿易収支、豪3月と第1四半期消費者物価、独5月GFK消費者信頼感調査、仏4月消費者信頼感指数、英3月CBI小売売上高調査、米国では、MBA住宅ローン申請指数、3月卸売・小売在庫と耐久財受注などが発表される。
注目材料は少ないが、豪3月と第1四半期消費者物価の結果で、豪ドル相場に一定の動きが出る程度か?
一方昨日大幅に下落した米株価の行方、質への逃避で上昇した米国債では、5年物国債入札と絡めて、金利の低下傾向が続くか焦点となる。
戦略としては、ドル円は、日足の一目均衡表の雲の上限を超えるも、更なる展開となっていない。また昨日は転換線を割り込んでおり、直近高値の133.89-135.13の戻り高値が押さえると弱く、132.39-56の基準線や雲の下限が維持できるか大きな焦点となる。早期は突っ込み売りは出来ず、買ってもストップは、昨晩の安値割れ。または、133円前後までの下落を待って買い場探し。このストップは132.39-56割れなどでの対応。一方上値は、134円前後から慎重にミドルまで売り場を探して、ストップは135.13越えとなる。
ユーロドルは、上値を1.1067まで再拡大も更なる展開とならず、早期は1.0909-17や1.0896をストップに買い場探しも、反発が1.1067-76が押さえると利食いで、これをストップに売場探しとなる。
ポンドドルも、1.2354からの反発が1.2508で限定されている。突っ込み売りは出来ずに、早期は1.2344―67ゾーン割れをストップに買っても、反発が1.2508を越えないなら利食いや売り狙いとなるが、下げ止まりでは、しっかりと利食いながら対応したい。
一方クロス円は、高値から一定の調整。ただ、突っ込み売りは出来ず、早期は13日の安値をストップ圏に買い場探しからターゲットは、25日の高値を越えないならしっかりと利食いや売り狙いから、下げ止まりでは、しっかりと利食いながら対応したい。