今日の裏読み、表読み(2023/04/24)

今週は、比較的材料が薄いが、日銀金融政策決定会合や月末のフローの動きが大きな焦点となる。
経済指標としては、トルコ3月設備稼働率と製造業信頼感指数、独4月ifo企業景況感指数、加4月新築住宅価格指数、米国では、4月シカゴ地区連銀全米活動指数とダラス連銀製造業業況指数などが発表される。
注目としては、独4月ifo企業景況感指数、米国では、4月シカゴ地区連銀全米活動指数とダラス連銀製造業業況指数となる。独4月ifo企業景況感指数は、強弱の結果次第だが、一応若干前回から改善が想定されていることで、弱い結果リスク。また米国のセンチメント指数は、先週のエンパイヤ―は強い結果も、一方でフィリーは弱く、地方景況感がまちまちとなっていることは留意。ただ、直近続く指標からは、エンパイヤ―が異例であり、弱い結果が見えた場合は、一時的なドル売りのリスクとなりそうだ。
その他5月のFOMCを控えて、FRBがブラックアウト期間入りで、欧州勢の発言のみだが、タカ派的発言が続いても、既に織り込みの範囲に留まりそうだ。

戦略としては、ドル円は、日足の一目均衡表の雲の上限を超えるも、更なる展開となっていない。ただ、下値は転換線や雲の下限が維持されており、この維持では更なる展開となり難く、次のこういったブレイクを待つ形となりそうだ。上値は、引き続き134円ミドル方向への上昇から売り上がり場を探して、ストップは135.13越え。ターゲットは、転換線と合わせて、133円ミドルが維持されると利食いや買いとなるが、割れるなら止めて、再度133円前後までの下落で買い戻しや買い場探し。このストップは雲の下限となる132.56や132.50割れをストップに対応となるが、こういった下落では、逆に134円が上値を押さえると利食い優先が安全となる。
ユーロドルは、反発が1.1076で抑えられて、調整を1.0909で維持して、もみ合いが続いている。引き続き次のレンジ・ブレイクまでは逆張りで、下値は1.0909-17や1.0896をストップ、割れても1.0831をストップに買い場探しとなる。一方上値は1.1000が押さえると利食いで、超えても1.1076を前に上げ渋りなら利食いや、これをストップに売り直しとなる。ただ、こういった下落では、下げ止まりではしっかりと利食いながら対応したい。
ポンドドルも、1.2547から調整が1.2354まで拡大も更なる展開とならず、上値は、1.2449-75が押さえるとこれをストップ、超えても1.2547をストップに反発があれば売り場探し。ターゲットは、1.23344-67が維持されると利食いまた買いは、1.2344割れをストップに対応して、逆張りで臨む形を想定したい。
一方クロス円は、高値を維持しているが、引き続きに20日や19日の高値が押さえるとこれをストップに売り場探しから、ターゲットは、21日の安値維持では利食いも、割れるなら13日の安値を睨んで、利食いや買い狙いとなるが、反発ではしっかりと利食いながら対応したい。