今日の裏読み、表読み


昨晩は、米3月ISM製造業景気指数の弱い結果が、若干ショックとなったが、本日は次の3月ISMの非製造業と総合景気指数の発表を控えて、警戒感の強い相場が続きそうだ。
金融政策としては、豪準備銀行が政策金利を公表する。今回は据え置きが想定されており、織り込みの範囲となるが、今後のスタンスに関して、声明などから様子見ムードが続くなら、豪ドル相場の上値を押さえそうだ。
経済指標としては、NZ第1四半期設備稼働率と企業信頼感指数、独2月貿易収支、ユーロ圏2月卸売物価指数、加2月住宅建設許可件数と貿易収支、米国では、2月製造業新規受注と耐久財受注・改定値、2月雇用動態調査などが発表される。
あまり大きな材料はなく、結果に対する影響は限られそう。引き続き米長期金利や株価の動向を睨んだ対応が良さそうだ。

戦略としては、ドル円は、日足の基準線となる133.78が上値を抑えて調整気味。ただ、突っ込み売りは出来ず、早期は押し目買いから入る形。ストップは131.76割れなどで対応するが、既に上値は132.80-00などが押さえると弱く、利食い優先や売り狙い。超えても133.76の昨日の高値をストップに売り上がりとなる。売りのターゲットは、132円前後が維持されるとしっかりと利食っておきたい。
ユーロドルは、1.0930が上値を抑えて調整も、1.0788を維持して再反発。上値追いは厳しく、早期は1.0788をストップに買いも、1.0917-30が押さえると利食い優先となる。また超える動きがあっても、上値は追わず、1.1033をストップに、売り直し場を探したい。この売りのターゲットは、下げが甘ければしっかりと利食いながらの対応となる。
ポンドドルも、1.2424まで再上昇。ただ、上値追いは厳しく、早期は昨晩の安値1.2274をストップに、押し目買い場探しも、ターゲットはこの1.2424が押さえると利食い優先で、超えても1.2448を越えるまでは売り直しとなるが、超えるなら売りは危険で、その場合1.25をターゲットに順張りも検討課題となる。 
一方クロス円も24日の安値から反発も、31日の高値が上値を押さえており、現状は31日の高値をストップに、反発では売場探し。ただし、ターゲットは、4月3日の安値が維持されると利食い優先や、維持では買いも検討されるが、ただ、割れるケースからは、調整が深まるリスクもあって、その場合30日の安値や28日の高値を睨んで、維持では利食いや買い狙いとなるが、こういった下落では、反発があればしっかりと利食いとなる。