今日の裏読み、表読み

今週は、米ISM両指標や雇用統計が大きな焦点となるが、一方では週末はイースター休暇で、欧米勢がそろって休暇に入る。
雇用統計の発表と休暇が重なるのは珍しい気がするが、結果次第も、参加者の減少が相場の乱高下を招く可能性があることは留意して対応したい。
本日のところは、新しい月に入ったことで、動意が薄い可能性はりそう。また、週末発表されたOPECの減産に関しては、早朝の動きに強い影響は出ていないようだが、原油価格の上昇がまたぞろインフレ懸念につながるなら、円やユーロにはマイナスとなることは、注目したい。
経済指標としては、日本の1-3月期日銀短観、豪2月住宅建設許可件数・投資用・居住用住宅ローン、中3月財新製造業PMI、スイス3月消費者物価指数と製造業PMI、トルコ3月消費者・生産者物価指数、ユーロ圏各国と英国の3月製造業PMIの改定値 、米国では、3月製造業PMI・改定値とISM製造業景況指数などが発表される。
日銀短観の影響はほとんどないと見るが、各国の製造業PMIの格差で、一定の影響が出る可能性は注意しておきたい。また、本日の最大の焦点は、米3月ISM製造業景況指数で、FRBの早急な利上げが、米経済にどういった影響を与えているか、注目しておきたい。
その他では、引き続き株価や米長期金利の動向次第で、リスクオフオンとなることで、この点も考慮して対応したい。

戦略としては、ドル円は、早朝一時上昇も、日足の基準線となる133.78を越える展開とはなっていない。更に上値追いの状況ではないが、押し目では買いが入り易そう。押し目では132.62をストップに買い場探しも、金曜日の高値133.59や基準線を超えるまでは利食いで、またこれをストップに売りも検討したい。またもし、超える動きがあっても、135円越えをストップに売り直し。一方下値は132.62を割れても、132.20や131.50割れをストップに買い直しとなる。 
ユーロドルは、1.0713を維持して、再度1.0930の高値を目指すも、これに失敗している。追いかけて売る状況ではないが、反発では1.0926-30ゾーンをストップに売場探し。ターゲットは、1.0820前後の維持では買い戻しで、この維持での買いのストップを1.08割れ対応。また、割れるケースからは、1.0745をストップに買い直しとなるが、こういった下落では反発があればしっかりと利食いながらの対応となる。
ポンドドルも、上値を1.2424まで拡大も更なる展開とならず、これをバックに反発では売り狙い。ターゲットは1.23を前に下げ止まりでは利食いや買い狙い。この買いのストップは、1.2294割れ、割れても1.2228をストップに買い直しとなるが、こういった下落では、反発があれば利食いを優先しておきたい。 
一方クロス円も24日の安値から反発も上値を押さえられている。突っ込み売りは出来ないが、戻りがあれば金曜日の高値をストップに売り狙い。30日の安値、28日の高値の維持では利食いや買い狙いで、割れるケースからは、24日の安値をストップに買い直しとなるが、こういった下落では、反発があればしっかりと利食いとなる。