今日の裏読み、表読み

今週は、米FOMCやECB理事会の結果発表、週末には米4月雇用統計が発表される。また、本邦はGW突入で、参加者も減少することで、荒れた展開に注意して対応したい。
 ただ、本日はアジアや欧州各国がメーデーの休場であり、動意に薄い展開となりそうだ。
 経済指標としては、日本の4月消費者態度指数、米国では、4月製造業PMI・改定値、4月ISM製造業景況指数や3月建設支出などが発表される。
 注目は、米4月ISM製造業景況指数となる。土曜日に発表された中国の製造業PMIも景気に分水嶺となる「50」を割り込んでいるように、世界的に製造業指数が悪化しており、米国も弱い結果が想定されそう。その場合、FOMCでの5月利上げ停止の思惑を後押ししそうだ。
 その他月初で動意が出難いが、先月末日が米国債の償還日となっており、本邦では利払いに一定の円転ニーズが出る可能性に留意しておきたい。

戦略としては、ドル円は、日銀の結果を受けて、大きく上昇したが、あくまで一部日銀政策の変更に対する期待感で出来たショート・ポジションのあぶり出しの可能性があり、上値を追うは避けたい。早期は136.50越えなどをストップに売場探しから、ターゲットは、135.50-80ゾーンなどが維持されると利食い優先で、割れても135円方向への調整では買い場探し。ストップは134.70割れなどで対応したい。またこの買いの場合、直近高値を越えない状況では、しっかりと利食いながら対応したい。
ユーロドルは、上値を1.1095まで上昇も、更なる展開とならず、揉み合い気味の展開。上値はこれをストップに売り狙いから、ターゲットは、1.0963が維持されると利食いや買いで、この買いのストップは1.0909-38ゾーンとして、買い下がりで対抗するが、ただ、買いのターゲットは1.1095が押さえると利食いなら、逆張りで臨みたい。 
ポンドドルは、1.2584まで上値拡大も、上値追いは出来ない。早期はこれが押さえると売り狙いから、ターゲットは1.25前後の維持では利食い優先で、またこの位置の買いは、1.2436-46をストップ、割れる動きがあった場合は、1.2386をストップまたは、1.2344―67ゾーン割れをストップに買い直しとなるが、反発ではしっかりと利食いながら対応したい。
一方クロス円も、大きな上昇となったが、上値追いは避けたい。早期は金曜日の高値を睨んで、これが押さえると売り狙い。ターゲットは、28日の安値維持では利食い優先で、また割れても慎重な買い下がりで、このストップは、4月26日の安値割れとなる。買いの場合も、28日の高値が押さえると利食い優先となる。